さて、ここまでヘルスケアに関して様々なことを解説してきました。そしてそのほとんどは、「誰かに与えられること」によって初めて成し遂げられるものでした。例えば、健康食品やサプリメントを食べるには、それを作り、販売してくれる人がいなければいけません。
健康器具を使うにはそれを生み出す人が、マッサージやエステを受けるにはそれを施してくれる、マッサージ師やエステティシャンがいなければいけません。関わる程度の差はありますが、それらの職に就いている人々は「ヘルスケアを仕事にしている人」と呼べると思います。そして、そんなヘルスケアに関する仕事の1つに「ヘルスケア・トレーナー」があります。
ヘルスケア・トレーナー(運動指導担当者)とは、中央労働災害防止協会が実施する「運動指導専門研修」を受講して、それを修了した人が登録できる資格のことをいい、主にスポーツ施設、フィットネスクラブ、健康・医療機器メーカー、健康センター、病院、福祉関連施設等において、健康診断の結果や産業医の指示に基づいた運動プログラムを作成、またその指導を行うのが主な目的です。
またヘルスケア・トレーナーが作成したプログラムに従い、指導を実践する「ヘルスケア・リーダー(運動実践担当者)」という別の資格もあります。
いずれも体育系、保健系の大学を卒業することや、保健士、管理栄養士、正看護師、衛生管理者等の資格を持っていることが受講資格となりますが、近年ではヘルスケア・トレーナーの養成学校があり、これを修了することで受講資格を得ることもできます。