女性にとって、髪は特別なものだと昔から言われています。それと同時に髪の美しさは、女性の美しさを決めるポイントの1つでもあります。それため頭髪のヘルスケア、つまり「ヘアケア」は女性にとって非常に重要な事柄であるといえます。
ヘアケアの中でも基本かつ、重要なウェイトを占めるのが洗髪です。洗髪はシャンプー等を使って髪や頭皮に着いた汚れや皮脂を洗い落とし、髪を綺麗に、そして健康に保つための行為で、今ではほぼ全ての人が毎日、多い人は1日に2~3回行うものですが、昔の日本にはこのように毎日髪を洗うという概念は存在せず、江戸時代における女性の洗髪の回数は1ヶ月に1~2回程度というのが一般的でした。
また洗うといっても今のようなシャンプーがあるわけではなく、「ふのり」という海藻の一種や、小麦粉、米ぬかなどで髪の油分を奪うという洗い方が多く用いられていました。
その後明治時代に入り文明開化が行われると、日本に欧米の文化が取り入れられ、次第に洗髪に石鹸が使われるようになっていきました。そして昭和に入り1920年代になるとシャンプーという言葉が日本に定着、戦後を経て、1980年代に「朝シャン」ブームが到来すると、洗髪が今までよりも手軽かつ短時間で行えるようになり、洗髪の習慣が毎日間隔へと増加、それが現在のスタンダードになっていったのです。
近年では女性だけでなく、頭皮のフケや油を放っておくと若ハゲの原因になるとして、男性にも洗髪等のヘアケアの重要性が説かれ、育毛効果のある薬用シャンプーなども売り出されています。