中国を発祥とし、2000年以上の歴史があると言われているのが「鍼灸」です。鍼灸とは、身体にあるツボに鍼や灸を用いた刺激を行うことで、人間が本来持っている自然治癒力を高めることをいいます。
この「ツボ」というのは正確には「経穴」といいますが、東洋医学では「気血は経絡を通り、全身の元気を司る」という考え方があります。「血」というのは文字通り血液のことで、「気」というのは気功等で使われる人間の身体をめぐるエネルギーのことです。
この気血の通り道となる「経絡」が何らかの理由により滞ると、病気に至るというのが前述の考えです。この経絡が滞らないように、また滞った経絡を改善するために、経絡の各所にある「経穴」に対して鍼や灸によって刺激を行い、気血の流れをスムーズにするのが鍼灸なのです。
身体を健康にするのが鍼灸の主な役割ですが、近年では美容への効果が認められ、美容のために鍼灸をする「美容鍼」というものもあります。そもそも東洋医学には、身体の健康なくして美容は実現できないという「健美」という言葉があります。そのため、身体を健康にする鍼灸が美容に生かされたというのは自然な流れといえるでしょう。
この美容鍼を行うことによって得られる主な効果としては、肌荒れ、しわ、たるみ、くすみ、むくみの解消、ニキビ、蕁麻疹、アトピーの治療、肥満解消、脱毛などがあります。またこの美容鍼の中でも、顔面部に集中した治療のことは「美顔鍼」と呼ばれ、こちらも顔のしわやたるみを解消したり、リフトアップ効果をもたらしたりします。 中国から発祥したこれら鍼灸は今や世界中に広がり、西洋医学でも代替医療などに用いられています。