先に説明したマッサージと併用されることもありますが、花や木などの植物に由来する芳香成分を使用することにより、心身のリラックス効果を高める「アロマテラピー」も、1つの独立したリラクゼーション手法です。
古くから植物の芳香というのは、儀式や治療、美容などのために用いられてきましたが、それがアロマテラピーという形になったのは1920年代のことで、フランスの香料研究家である「ルネ・モーリス・ガットフォセ」という人物が提唱したのが始まりであると言われています。
その後同じフランスの医学博士「ジャン・バルネ」が、アロマテラピーを医療に用いて功績をあげた結果その認知度は高まっていき、またガットフォセの弟子「マルグリット・モーリー」はアロマテラピーの美容に対する効果を研究し、それをイギリスに伝えました。その結果現在のアロマテラピーは、医療方面で使われるフランス系と、美容方面で使われるイギリス系の、大きく分けて2つの流れがあります。
一方、日本においてアロマテラピーが紹介されたのは1980年代ごろで、1990年代にエステブームがやってくると一気にその認知度が上がりました。今ではアロマキャンドルやアロマポットなどアロマテラピーが手軽に行える器具も多く販売されていて、なじみの深い存在となっています。
アロマテラピーに使われる主な植物としては、ラベンダー、レモングラス、ローズマリー、ペパーミント、ベルガモット、カモミール等があり、それぞれ沈静、食欲増進、利尿、抗菌といった効果があります。