人間が健康でいるためには、適度な運動をすることも重要な要素の1つです。ですから間違いなく、運動もヘルスケアの一環です。しかし適度な運動と言っても、普通の生活を送っている人が毎日数kmの距離を走ったり、腹筋、腕立てといった筋力トレーニングを行ったりするというのは少し無理があります。
そのため自宅にいながら、そうした運動を行うのと等しい効果を手軽に得られる「健康器具」は、「健康のために運動をしたい」と望む人々の声に応えるかのように、1つ1つ爆発的なブームとその衰退を繰り返しながら、いつの時代も新たな製品が生み出されています。
そんな健康器具の元祖ともいえるのが、「ぶらさがり健康器」です。肩こりや腰痛の解消のためには背筋を伸ばすのがよいとして考案された「ぶらさがり健康法」、それを実現するための器具として、1978年に発売されたのがぶらさがり健康器こと「サンパワー」です。当時のブームはすさまじく、多い時では1日に20万台以上も売れたと言われています。
ですが必ず終わりが来るのがブームの宿命とでも言うのか、翌年にその勢いは急激に低下し、最終的には販売会社の倒産という憂き目に遭ってしまいました。
しかしそれ以降も度々健康器具のブームがやってきて、実に様々な商品が生み出されました。例として手に持って振ることでダイエット効果を得られる「ボディブレード」、微弱電流を与えることで筋肉を鍛える「EMS製品」、乗って使用することで、乗馬運動と同じ効果を得られる「乗馬マシン」などがあります。いずれもブームは一時的なものでしたが、健康になろうとする望みが絶えない限り、また新しい製品が生み出されていくのでしょう。